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2019/09/19

インノスペック社 適合油対応の新型添加剤シリーズを開発

郵船商事マリン(本社 横浜)が輸入販売代理店を務めるケミカル添加剤メーカー「インノス
ペック社」(本社 アメリカコロラド州、NASDAQ (IOSP))は、9 月 3 日シンガポールで行われた
第 9 回バンカーリングインアジアカンファレンスにおいて、2020 年から始まる
Sox 排出規制強化に伴う適合油対応の「新型添加剤シリーズ」を開発したと発表した。

新たに開発されたのは多機能添加剤「OctamarTMHF-10 Plus」と「OctamarTMUltra HF」。
いずれも混合安定性のリスク回避が期待できる。特に OctamarTMUltra HF は、VLSFO(Very Low
Sulphur Fuel Oil)の着火・燃焼性を改善し, 燃費改善効果をもたらす。

インノスペック社は昨年から日本国内をはじめ、世界各国のサプライヤーおよび船社の協力を
得ながら適合油の調査、研究を行ってきた。100 点を超える適合油サンプルを分析した結果、
VLSFO のさまざまな性質によって起こりうる燃料トラブルを未然に防ぐことができるこれら
新型多機能添加剤の開発に至った。

郵船商事マリンは供給開始を内外地ともに 11 月頃と見込んでいる。日本市場の顧客ニーズを
的確に捉え、船舶の安全運航に貢献できるよう積極的な販売活動を行う。